Infoseek 楽天

えっ…私の血、すごすぎ!? 献血したら赤十字社から驚きのお願いが 2000人に1人の「たいへん貴重」な血液だと判明→何がすごかった?

まいどなニュース 2024年12月26日 6時50分

「私の血液…
 シュゴイ…
 どうか人の役に立てますように」

という“祈り”とともにXに投稿された手紙の文面が大きな注目を集めました。献血後、日本赤十字社から投稿者に送られてきたという「お願い」の手紙には、「あなた様の血液にはB型肝炎ウイルスに対する強い免疫力があることがわかりました」「あなた様ご自身は今後B型肝炎ウイルスにかかる心配はありません」などと書かれており、「2千人中1人」しかいないという「たいへん貴重」な血液の持ち主だと説明。そんな投稿者に、B型肝炎の発症予防に有効な血漿分画製剤を製造するための血漿成分献血の協力を求めてきたのです。“選ばれし者”感がすごいことになっています。

投稿したのは、オヤツダさん(@oya2da)。ある日、芸人の「あぁ〜しらき」さんが出演するイベントを見るために外出した際、たまたま時間が空いたのでふと思い立って献血ルームを訪れたそうです。そして後日、自宅にこの手紙が…。

「身に覚えのない封書に、『私、何かやらかしたかしら?』とビビり散らかしてしまいました(笑)」

献血の経験は過去にもありましたが、このような依頼は初めてだそうで、「たまにXで同様の手紙を受け取られた方の投稿を拝見したことがあり、そんなことってあるんだなと、他人事のように感じていました」とオヤツダさん。

「この私の血液から血漿分画製剤が作られるなんてスゴイ。なんて表現したらいいのかわかりませんが、医学の力の偉大さを肌身で感じました」

オヤツダさんの投稿は28万いいねを集めるなど、大反響に。

「(バズるのは)初めての経験で血に足がつかない」と戸惑いつつも、「献血した血液がこのように生かされることを、自分だけでなく多くの人に知っていただくことにもつながったので、投稿してよかったなと思います。無意識につぶやいた『人の役に立てますように』というのが、私の本心なんだと思います」と話してくれました。

ちなみにオヤツダさんは、献血の間接的なきっかけとなったあぁ〜しらきさんにもXで報告。「私は血液でちょっと頑張ってきます!!」とコメントしたオヤツダさんに、あぁ〜しらきさんは「めちゃくちゃ凄いです!!ファイトです」と応援のリプライで応じていました。

オヤツダさんが次に血漿の成分献血が可能となる日は、奇しくも誕生日の前日なのだとか。「年齢を重ねると自分の誕生日からだんだん特別な意味が薄まっていくのを感じますが、今度の誕生日は、このつぶやきを思い出しながら何かしら特別な時間を過ごすことができそうだなと思っています」

公式サイトなどによると、日本赤十字社は、B型肝炎ウイルスの感染を防ぐタンパク質(抗体)を保持している人に、B型肝炎ワクチンを追加接種して抗体を高めた血液を献血によって集める事業「B型肝炎ワクチン追加接種プログラム」を国から受託するなど、様々な取り組みを進めています。

(まいどなニュース・黒川 裕生)

この記事の関連ニュース