鈴木保奈美の娘役として『プライベートバンカー』(テレビ朝日系、木曜午後9:00)で連ドラデビュー。だんご屋の一人娘を演じる秋好美桜(19)の素顔は、グランプリ賞金1000万円の一部で革ジャン購入予定のロッカーだった。
有名アーティストのファッションに
芸能活動スタートのきっかけは、2024年に行われた次世代スター発掘オーディションでのグランプリ受賞。受賞会見の場では賞金の使い道を聞かれて「貯金とライダースの革ジャン」と答えて場を沸かせた。
「ライダースの革ジャンはまだ買っていません。種類もたくさんあるし、お値段も結構するものもあるので。長く愛用したいので自分に合った『これだ!』というライダースの革ジャンを見つけたいです」と一目惚れの瞬間を待ちわびている。
革ジャン好きのきっかけはTHE BLUE HEARTSの甲本ヒロトへの憧れから。「母の影響で小3の時からTHE BLUE HEARTSが好きになって。ボーカルの甲本さんのファッションを見て『うわ!カッコいい!』と思ったのが始まりです」
好きな音楽も好きな映画も一回り以上離れている。「THE BLUE HEARTSの『人にやさしく』やQueenの『キラー・クイーン』はメロディが大好き。自分の気持ちを上げたいときはJUDY AND MARYを聴きます。好きなアクション映画は『レオン』です」。あどけない見た目とは裏腹にこの渋さ。母のロック英才教育のたまものか。
高校時代はバスケ部の司令塔
数々のロックから学んだのは不屈の精神。「忍耐力はある方で負けず嫌い。オーディションに落ちたとしても、挫けることなく諦めない。どんなときにも勝ち進んでいきたいという思いがあります」
高校時代はバスケ部に所属。オフェンス時に指示を出して得点シーンを作るポイントガードとしてチームの司令塔を担った。連ドラ初出演作『プライベートバンカー』の撮影現場では大先輩の気配りに大感激。自身もバスケ部時代に培った司令塔経験を活かしたいと思っている。
「荷物を持ったスタッフさんがドアを開けようとして困っている姿に保奈美さんが気づいて行動されていて。周りの方々に配慮しながら全体を見守る姿は素敵です。私も保奈美さんのように行動に移せるようになりたいです」
地元・宮崎県から上京して1年目。芸能の仕事も始めたばかり。自分の可能性を模索して開拓する日々だ。
「具体的な目標はまだありませんが、頂いたお仕事や自分で掴んだ仕事を全力でやる。“今を全力で”というマインドで生きる中で、今後の目標を見つけることが出来たらと思っています」
(まいどなニュース特約・石井 隼人)