寒い日が続き、心配なのが「ヒートショック」。暖かい部屋から寒い部屋への移動など、温度の急な変化が体に与えるショックのことですが、これにより血圧が変動することが入浴事故の要因の一つと言われています。血圧変動が起こりやすく、体温調節機能も低下する傾向がある高齢者は特に注意が必要です。
TOTO株式会社公式Instagram(@totoltd_official)では、ヒートショック対策7つのポイントを紹介しています。
入浴時は特に注意
①湯はり時に浴室を暖める
②脱衣室も暖めておく
③湯温設定は41度以下に
④入浴前に家族に一言かける
⑤入浴前に水分を取る
⑥かけ湯をしてから入る
⑦お湯に浸かるのは10分以内
▽消費者庁でも同様の対策を推奨
寒暖差などで急激な血圧の変動があると、脳内の血流量が減り意識を失うことがあるとのこと。そこで、脱衣所を暖めると共に浴槽の湯が沸いたところで、十分にかき混ぜて蒸気を立て、蓋を外して浴室も暖めるのが良いのだそう。また、42度で10分入浴すると体温が38度近くに達し、高体温等による意識障害で、浴槽から出られなくなったり、浴槽内にしゃがみ込んだりして溺水してしまうおそれがあり注意が必要。入浴中に体調の悪化等の異変があった場合は、周囲の人に早期発見してもらうことが重要なので周囲の方に一声掛けてから入浴するようにするのが良いそう。
▽出典
・TOTO株式会社公式Instagram/覚えておきたい!ヒートショック対策7つのポイント
・消費者庁/冬季に多発する高齢者の入浴中の事故に御注意ください!-自宅の浴槽内での不慮の溺水事故が増えています-