Infoseek 楽天

猫の頭から体まで「うみゃあうみゃあ」…ワンコの愛情いっぱい♡“なめなめ動画”が194万回再生「べちゃべちゃ」「可愛すぎ」

まいどなニュース 2025年1月20日 11時50分

「うみゃあうみゃあ」

そんなコメントを添えてX(旧Twitter)に公開された動画が注目を集めています。

投稿したのは、しろろさん(@se2_2co)。動画には、愛犬の「櫻子(ちゃくこ)」ちゃん(取材時、8歳)と愛猫の「鈴」ちゃん(取材時、1歳)が映っています。櫻子ちゃんは、のんびりとくつろいでいる鈴ちゃんの頭をペロペロ。どうやら毛づくろいをしてあげているようです。

だんだんと櫻子ちゃんのペロペロは鈴ちゃんの体のほうへ。「かわいい、かわいてたまらない!」という声が聞こえてきそうなほど愛おしそうに舐め続け、しばらくするとおすわりをして、再び、舐め始めました。

その間、鈴ちゃんは目を細めながらおとなしくしています。最後は、座り込んでお手入れをしたあと、ようやくひと段落。満足げに顔を上げる櫻子ちゃんのことを、鈴ちゃんは「終わった?」と様子をうかがうように見つめます。

この動画は、約194万回再生され、5.6万件超の“いいね”を集める話題に……! 飼い主さんに詳しいお話をうかがいました。

苦境を乗り越え飼い主さんのおうちで出会ったふたり

ーー当時の状況についてなるべく詳しく教えてください。

「1月16日の朝、自宅のリビングで撮影しました。鈴は、毎日、私が座椅子に座ると膝の上にのって座ります。そこへ櫻子がやってきて鈴を舐め始めるのが日々のルーティンです。長いときは20分くらい舐めていることも。我が家では『ペロハラ』と呼んでいます(笑)。鈴は、気持ち良さそうにしていますが、あきてくると櫻子の顔を爪を出さずに優しく猫パンチ。『もうおしまい!』と伝えています」

ーーいつころから舐めるようになりましたか? また、鈴ちゃんが櫻子ちゃんを舐めることもあるのでしょうか。

「鈴が生後4カ月のとき我が家にやってきた日から、櫻子はおめめがハートに……。すぐに『舐めたい、舐めたい』と鈴を追いかけまわすようになりました。当初、犬とはじめて接する鈴は怒っていましたが、櫻子がおかまいなしに舐めているうちに受け入れるように。今では気持ち良さそうにしています。また、鈴が櫻子のことを優しく舐め返すこともあります」

ーー櫻子ちゃんにとって舐めることはコミュニケーションのひとつなのですね。

「櫻子は子犬のころ、先住犬のニコちゃん(現在推定14歳から15歳)から我が子のように大切にされ、よく舐められながら育ちました。今も、ニコちゃんは櫻子を舐めますし、櫻子はニコちゃんのおっぱいを吸うようにおなかを舐めます。櫻子にとって『舐められる=愛情表現』という認識があるため、かわいらしい子猫の鈴のことも舐めずにいられなかったのだと思います。櫻子は、もう1匹の猫、凛(生後9カ月)のことも舐めるのですが、どうやら凛はそれほど舐められるのが好きではない様子。すぐに逃げてしまいます」

ーー動画のあと、ふたりがどうなったのか気になります!

「鈴は、舐められてべちょべちょになった頭をブルブルっ! と振って水気を飛ばしていました。一方、櫻子はまだ舐め足りなかったようで、ニコちゃんのところへ。白犬2匹でお互いを舐め合っていました」

ーー櫻子ちゃんと鈴ちゃんは、普段、どのような様子ですか。

「櫻子は、繊細で内弁慶、怖がりです。天然なところがあり、やることなすこととてもユニーク。ハーネスを見ると、ひっくり返っておなかを見せ、キュルンとしたつぶらな瞳で飼い主を見ます。子犬のころ、膝蓋骨脱臼のため手術を3回受けましたが、今はとても元気で筋肉質、マッチョになりました。体重6.2キロで、写真や動画で見るよりも実際は小柄だと思います」

「鈴は、元保護猫。とても性格が良く、かわいらしい子です。保護当時は、両足が骨折した状態で、数回の手術を受けるなど困難を乗り越えてきました。獣医さんによると骨折の状態からみて人為的なケガの可能性があるとのこと。それにも関わらず、私たちを信頼し、甘えてくれる鈴を決して裏切りたくないと思います。昨年の夏にお迎えした子猫の凛にも優しく接してくれる“お姉ちゃん”です」

この投稿へのリプライには「大好きなんだねーww」「2匹ともかわいすぎやん!」「舐め尽くし系ワンコだ〜」「べっちゃっちゃ~! 愛がいっぱい」「猫ちゃん……。ワンコちゃんに耳舐められてよく嫌がりませんね……!!!」「これ、猫さんが全幅の信頼を寄せているのがわかりますねえ。犬さんの激しいスキンシップにまったく動じていない……」など、櫻子ちゃんと鈴ちゃんの仲睦まじい姿にほっこりする声がたくさん寄せられています。

飼い主さんによると、櫻子ちゃんと鈴ちゃんは、岡山県動物愛護センターの登録ボランティア団体「NPO法人しあわせの種たち」から飼い主さんのおうちへやって来たといいます。鈴ちゃんは、当団体の理事長である濱田一江さんの尽力によって骨折を乗り越え、健康を取り戻しました。

「今、こうしてみんなと暮らせるようになったのは、濱田さんをはじめ、団体のみなさまのおかげです」と語る飼い主さん。これからも温かい愛情を受けながら、にぎやかで楽しい日々を送ることでしょう。

(まいどなニュース特約・梨木 香奈)

この記事の関連ニュース