「手の上で寝ちゃった」
こんなポストをされたのはポメラニアンのとろろ(@Pome_tororo)さん。投稿された写真には手のひらに収まるほど小さい子犬の姿が…!飼い主さんの手の上が気持ちいいのかそのまま寝てしまいました。
「おチビちゃん電池切れですね」
「ち、小さすぎてびっくり、これから大きく、でっかくなってね」
「天使かな」
「小っちゃくて丸くて可愛いですね」
生まれたばかりの犬の赤ちゃんに可愛いというコメントがたくさん届きました。ポストをされたポメラニアンのとろろさんにお話を聞きました。
ーー子犬のお名前は?
「名前は『つらら』と言います。男の子です」
ーー生後どのくらいなのですか?
「12月20日生まれで、生後1ヶ月ほどです」
ーーつららちゃんが生まれたのは?
「ポメラニアンという犬種なのですが、もとはスピッツ系でよく吠える犬です。私は以前からポメ一筋で、3代目のポメラニアンのとろろは、びっくりするくらい吠えない犬で、トイレなどもきちっとできる、とても飼いやすく優しい子です。親の性格の半分は子に影響するそうなので、この子の子どもが欲しいと思ったのがきっかけです」
ーー他にもいっしょに生まれた子がいるのでしょうか?
「とろろから生まれたのは、2匹でどちらも男の子です。長男のつららは88グラムの極小で生まれ、次男のすももは190グラムの特大サイズで、生まれてきました」
ーー愛犬が出産すると言う経験は過去にも?
「私はズブのド素人で、出産は初めての経験です。初産のためか出産予定日より3日遅れて生まれました。本陣痛が来たのは夜中でした。1匹目が生まれたのは、突然ドタバタしたしたかと思ったらクレートに入り込み、すぐ生まれたようで、どうしたらよいのかパニック状態だったために、夜中でしたが、ブリーダーさんに電話をして、指示を頂きながら1匹目の処理をしました。
2匹目がなかなか生まれて来ず、またブリーダーさんに助言を頂き、やっとの思いで2回目の陣痛が来たら、足から出てきて逆子だったため本当に焦りました。事前のレントゲンでは2匹とも正常位で体格差も問題なかったのですが、出産予定日より遅れている間に変わってしまったようです。
逆子の上に特大の2匹目だったので、体は出ましたが頭で引っ掛かって、本当に苦労しました。動物病院で帝王切開になるかどうかのギリギリのタイミングで生まれました。ブリーダーさんに助言を受けながらでしたので、なんとか無事に出産できました」
ーー生まれた時の率直なご感想は?
「無事に生まれてくれて良かった。母犬のとろろが無事で良かった。夜中に何度もブリーダーさんに電話をかけて申し訳ない気持ちと疲れと安堵が押し寄せました。感動の気持ちは落ち着いてから『とろろ頑張ったなぁ』と声をかけている時に徐々に出てきた感じです」
ーーとろろちゃん親子が特に可愛いと感じるのは?
「生まれてきた時は、鼻や肉球がピンク色ですが徐々に色素が入り黒くなってきて目も開いてきたら、段々と毛が多くなってきてポメラニアンらしさが出てくるので、そこまで来ると、とろろの子犬の時を思い出し、もうたまらなく可愛いです」
ポメラニアンのとろろさんは「実はとろろの母乳がほとんど出ておらず、獣医にも診てもらいましたが、人の手でミルクを与えるしか方法が無いようで、新しく生まれた命を守るためにやっている行動に、誤解のコメントが寄せられます。
なぜ母犬から母乳を与えず、引き離してまで見せているんだなどと言われます。ひどい時はフォロワーを稼ぐためだとか、$を稼ぐためだとか、アジア人はこんな事をする…そういつも、と差別的な言葉も。ですが、これだけは分かってほしい、やっとの思いで奇跡的に与えられた大切な命を守りたい。ただそれだけなんです」と話してくれました。
これからも、すくすくと成長してほしいですね。
(まいどなニュース/Lmaga.jpニュース特約・椎名 碧)