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「スパイダーマン・ザ・ライド」を“工作”で再現 「胸アツ」「再現度がすごいです!」「僕らのスパイダーマンよ、永遠に…」

まいどなニュース 2025年2月12日 12時5分

 2024年1月22日に終了したUSJの人気アトラクション「アメージング・アドベンチャー・オブ・スパイダーマン・ザ・ライド 4L3D」が好きすぎて、細かな動きまで“工作”で再現しちゃった人が話題です。

「【狂気】スパイダーマンザライドをフルで工作再現する者、現る。
 
USJのスパイディがクローズして、なんと一年…
あまりの悲しさに男は、家でアトラクションを錬成しようとしたのである。。。
 
#USJファン
#ありがとうスパイダーマン」

 こんなコメントとともに4分ほどの工作動画をXに投稿したのは、「リョク@PARK TOURS」(@PARKTOURS1)さんです。再現には、コピー用紙や段ボール箱のほか、モニターとプロジェクター、日用品などを駆使。見た目は明らかな手作り感にも関わらず、本当に乗っているかのような再現度に感動するファンが続出しています。

「アトラクションのアナウンスまで再現とは…凄い!!」

「泣きそうなったー」
「もう乗れないんだなって少し寂しくなった」
「アトラクションのアナウンスまで再現とは…凄い!!」
「スパイダーマンが大好きで何度も何度も乗ってきた身ですが、懐かしくて感動しました!少し乗っただけではわからないような細かい映像やキャラの動き、マシンの動きが再現されていて本当に凄いです!愛でいっぱいでした!素敵な動画をありがとうございます」
「全てのクオリティが高いのは大前提として、乗り物の挙動の再現度がとてつもなくて、本当にのってるような気持ちで見れました!!!」
「凄すぎます。大好きなアトラクションだったので、久しぶりに乗った気持ちになれて感度です。ありがとうございます」
「僕らのスパイダーマンよ、永遠に…」

 こんなコメントが寄せられて4.6万をこえる「いいね」がついています。リョクさんは製作の舞台裏をYouTubeにも公開。細かなこだわりの解説に、「スゲーよ。こんなに愛情があってそして、みんなのために自分の気持をお裾分けしてくれるなんてスゲー優しいよ!」と友達になりたいという人も現れるほどです。リョクさんにお話を聞きました。

ただ見るだけでなく、どんな体験ができたかをこだわって再現した

──工作なんですけど、本当に足元が動いているような感覚になりました。最初から最後まで本物そっくりでしたが、特にこだわられたポイントは?

 製作・撮影において無意識な個人のこだわりとして出ていたのではと思います。それがコメントで多くいただいている「動きがそのまま」「完成度高すぎ」「乗ったの思い出した」に繋がったのではと…。ただ見るだけでなく、どんな体験ができたかをこだわって再現したところがポイントです。

──たしかに記憶に残るポイントがちゃんと再現されていますね。実際に何回くらいスパイダーマンに乗ったのですか?

 具体的な数字として出せないです…。USJに行くたびに必ず乗り、「大阪行ったらたこ焼き食べるよね」っていう感覚と同じくらいの数で乗っていると思います。

──YouTubeの動画は、2024年1月21日に公開されていますね。完成までにどのくらい時間がかかったのですか?

 準備で1週間…実際に製作に取りかかり、映像の編集なども含め20日間ほどの記憶です。スパイダーマンザライドの最終営業日までに間に合わせた感じです。

──ほかにもテーマパークに関連した動画を作られていますが、いつ頃から作るように?

 2年ほど前です。昔から工作が好きで、その好きな分野を、もう一つの好きである「テーマパーク」と合わせたような感じです。テーマパーク関連や、アトラクションを撮影した動画はYouTubeにたくさんありますが、機材等を用いて本気で工作したアトラクション動画は、唯一無二の表現動画になり、楽しんでいただけるかと思いました。

──USJに限らずテーマパークがお好きとのこと。どんなところに魅力を感じられますか?

 現実で非現実を作り出している人間の表現力の凄さです。テーマパークって世界観に没入できるのが魅力だと思うのですが、それ以前に、人の感性や心理を活かし、空間を作り上げてしまう人間のイマジネーション・クリエイティブにいつも感動を覚えてしまいます。

──思い入れのある工作作品は、やはり「スパイダーマン・ザ・ライド」でしょうか。

 はい。これまの動画とは規模が違いました。初めての機材の導入や、ライドを最初から最後まで再現するなど、労力はかかりましたが、その分の熱意と達成感はかつてなく大きかったです。

──熱意や愛がたくさんの人に伝わりましたね。

 実際に乗った時のエピソードや思い出を「懐かしい」と語ってくれる方もたくさんいました。自分の作ったもので誰かを喜ばせる、これはクオリティも大事ですが、受け手の感性がよかったからこそです。まるで一つのアトラクションを作って提供できたかのような体験でした。

次回作も考え中

 次回作についてリョクさんは、USJの開園当初からあるアトラクションを考えているそう。「人気の高いコンテンツを活かして『もし○○がアトラクションだったら』のような感じでオリジナルライドも作れちゃうのではとかも考えています(ポピープレイタイムとかアメイジングデジタルサーカスとか妄想してます)。もし少しでも気になっていただけたらSNSを覗いてみたり、密かに応援していただければと思います」と話しています。

(まいどなニュース/Lmaga.jpニュース特約・太田 浩子)

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