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「ドイツ・デュッセルドルフ そば職人(2名)」 垂れ幕に就職実績 全国で唯一カリキュラムに「そば」がある北海道幌加内高校

まいどなニュース 2025年2月1日 6時30分

「そば」を必修科目に取り入れた高校がSNS上で大きな注目を集めている。

「どーん。」と校舎に張られた垂れ幕を紹介したのは北海道幌加内高等学校(北海道雨竜郡幌加内町)のXアカウント「幌加内高校ですが何か?」(@horokooo)。

垂れ幕には最新の進学、就職実績が書かれているのだが、その中にも「ドイツ・デュッセルドルフ そば職人(2名)」という記載が。なぜそばなのか?そしてなぜドイツ・デュッセルドルフなのか?

尽きない謎にせまるべくアカウントの担当者に聞いた。

ーー進学先がそば職人とは?

担当者:幌加内町はそばの生産量日本一という町であり、幌加内高校は町立高校です。町の産業を授業で取り組むことによって地域産業の学びや、担い手の後継者などを育成しています。そば打ちの授業を通して、食への理解度や日本文化の継承、人間育成としては忍耐力の育成や細部までこだわることで繊細な技術力の向上などを目指しています。

ーー卒業生がドイツでそば職人として活躍するんですね。

担当者:本校の卒業生が8年前にデュッセルドルフのそば店「そば庵」に就職して、その流れから今回に至っています。そば庵はブリックニーヨーロッパという日本人経営者の企業傘下にあり、その中の一つです。そば打ちを行える職人採用は簡単ではなく、そば打ちを必修科目としている本校にリクルートがありました。

◇ ◇

SNSユーザー達から

「世界に羽ばたくそば職人を輩出する比類無き高校!」
「デュッセルドルフはドイツでも日本人が特に多い地域で、日本人学校もあります 沢山の日本の方が期待して待ってるはずですよ😊頑張ってね」
「進学も凄いけど就職も凄い!おめでとうございます」

など数々の驚きの声、応援の声が寄せられた今回の投稿。

北海道幌加内高等学校では座学だけでなく農場実習、調理実習など本格的なそば教育をおこなっており、その影響もあって全国から生徒が入学しているそうだ。Xやnote等での情報発信も盛んに行っているので、ご興味ある方はぜひチェックしていただきたい。

北海道幌加内高等学校 関連情報
所在地:北海道雨竜郡幌加内町字平和

(まいどなニュース特約・中将 タカノリ)

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