元保護猫の兄弟、「ミル」ちゃんと「レオ」ちゃんを迎えた飼い主のX(ツイッター)ユーザー・はんびらミルとおとろレオさん(@dmxsXgL0aGrwE2P)。
ふたりと出会ったのは、2018年末のことでした。譲渡型保護猫カフェでの出会いをきっかけに始まった白猫兄弟との幸せな日々を振り返ります。
「猫と暮らしたい」思いがあふれた日
飼い主さんがミルちゃんとレオちゃんに出会ったのは、家族と訪れたショッピングモール内の譲渡型保護猫カフェでした。
当時、生後6カ月だった白猫の兄弟。短毛のミルちゃんと、少し長めの被毛を持つレオちゃんは、まるで運命のように飼い主さんの心をとらえたのです。
「小さいころ、実家で猫と暮らしていたので、どこかで『猫と暮らしたい』という気持ちをずっと持っていました。この子たちを見た瞬間、その思いがあふれ出し、迎えたいと思ったんです」
しかし、家にはインテリア雑貨など割れ物が多く、飼い主さんの母はお迎えすることに否定的でした。そこで、兄弟一緒に迎えることでお留守番の負担を軽減するという条件を提案し、ついにお迎えが実現したのです。
家での暮らしと兄弟の変化
ミルちゃんとレオちゃんは、とてもお利口さんでした。インテリア雑貨を壊すこともなく、スムーズにおうちでの生活に慣れてくれたのです。
ただひとつ、大変だったのは人間の食べ物に興味をもったこと。食事中、おねだりが絶えない時期があったといいます。
「他県で暮らす妹が来たとき、ふたりに『ねだってももらえない』と教えたところ、ピタリとおねだりしなくなったのです。妹のアドバイスがとても参考になりました」
当初、ふたりは飼い主さんの母によく懐いていて、飼い主さんに対しては塩対応でしたが、それもだんだんと変化していったそうです。
「猫はツンデレだなと思っていたところ、だんだんとデレが多くなっていきました。今では、触ってあげないといけないと思うほどの甘えん坊さんに。家に来客があったときも、警戒することなくとても愛想がいいので、ちょっぴりやきもちを焼きそうになることもあります」
愛猫への思いとこれからの生活
ミルちゃんとレオちゃんは、現在6歳を迎えました。
飼い主さんが帰宅すると、そろって甘えに来るほど関係が深まったといいます。
「ミルは、壁に頭をスリスリしがらゴロンと寝転がって『おなかを撫でて!』、レオは『抱っこして!』とアピールします。ふたりとも甘え上手。ミルに至っては、私が座っていると体を登ってきます」
また、飼い主さんによると、兄弟はとても仲良しですが、ミルちゃんのほうが少し積極的なのだとか。レオくんにちょっかいを出しては、警戒されているそうです。
ミルちゃんとレオちゃんと過ごした日々を振り返り、飼い主さんは次のように語ってくれました。
「ミルとレオ、出会ってくれてありがとう。これからもずっと健やかに元気でいてね」
今後、シニア期を迎える兄弟の健康管理をしながら、穏やかな日々を過ごしていきたいと願う飼い主さん。これからも愛あふれる日々をともに過ごしていくことでしょう。
(まいどなニュース特約・梨木 香奈)