「押入れを活用して素晴らしい空間をつくった」
押入れのリフォーム写真がX(旧Twitter)で話題になりました。
投稿したのは、富山県下新川郡朝日町で宿を営む「なつめ」さん(@sauntm)。今回宿の部屋にある押入れをリフォームし、ワークスペースを作ってみたとか。写真にはデスクとチェアなどが写っており、押入れがシンプルな個室に変身。よく見ると棚の左上には猫さんの姿が…そんなリフォーム後の押入れ部屋に興味津々な人たちが続出、たくさんのコメントが寄せられています。
「その、左上の可愛い猫型デスクライトはどちらでご購入されたのでしょうか?」
「自室のパソコンもこんなかんじにおける可能性もあるな。静かそうな簡易個室だ」
「コワーキングスペースじゃん……」
「その、左上の可愛い猫型デスクライトはどちらでご購入されたのでしょうか?」
「猫さんは標準装備でしょうか?オプションでしょうか?」
「パソコンの奥の壁抜いてそこからラーメン出てきたら嬉しいね」
「押し入れの床は人が暮らすための強度で作られていないのでしっかり補強しないと底が抜けるのだ。業者にやってもらったなら大丈夫だと思うけど、真似する人は気をつけてね」
多くの人たちの興味をそそったリフォーム後の押入れ部屋。猫さんは標準装備?それとも、オプションですか? 「なつめ」さん聞いてみました。
押入れの床は人が暮らすための強度で作られていないため、補強を!
――宿の部屋の押入れをリフォームすることになったのは。
「これまで宿泊されたお客さまの中には、滞在中にオンラインでお仕事をされる方もいらっしゃいました。和室にある低いちゃぶ台では作業がしづらいだろうと思ったので、町の業者さんに頼んで、使っていなかった押し入れを活用しワークスペースを作ることにしました」
――押入れの床は人が暮らすための強度で作られていないとのコメントがありましたが、床の補強はどうされた?
「私が作ったわけではないので詳しい作り方は分かっていないのですが、フローリング板の下に強度のある板を入れてくださっているそうです。リフォームは他の別の部屋の工事と並行しながら5日で完了しました」
――仕上がりは。
「もともとあった中板の位置を活かしたデスクなので、なるべくお金をかけない形で、素敵な仕上がりにしていただきました。想像以上の仕上がりで大満足です」
左上の猫さんの正体は…?
――押入れをリフォームした部屋を含め、宿のお部屋の数は。
「客室は3つです。押入れをリフォームをした部屋は1室のみですが、もう1つ使っていない押入れがあるので、いずれは物置以外の用途で活用したいです」
――ところで、棚の左上の猫さんは標準装備?それとも?
「愛猫のねねちゃんです。新しいキャットタワーができたと思ったのか、よくデスクに上っています。気まぐれ猫ちゃんなので、常にいるわけではありません」
――ねねちゃんはどんな猫さんですか。
「7歳で、人間でいうと50代くらいのマダム。今も眉間に皺を寄せて怒ることはあります。表情が豊かでかわいいです」
「なつめ」さんは、2022年春に東京から富山に移住。町役場で情報発信のお仕事をされていましたが、24年3月に住んでいた民家で宿を開業しました。現在は役場の仕事は退職し、宿専業でやっているそうです。
(まいどなニュース特約・渡辺 晴子)