OAM(オモロイ アシタ ムゲンダイ)、大阪オートメッセが今年も開催。28回目を迎えるこのイベント、南港インテックス大阪の1号館から6号館までをフルに使ったビッグイベントです。大手自動車メーカーからニッチなカスタムショップまで、渾然一体となって押し寄せる圧倒的な自動車の祭典。屋外ではちょっとどうなってるのかわからないような登坂コースの体験コーナー、特設ステージではトークショーやギャルオンステージ、そして6号館3階ではお子様も楽しめるこどもビリティパークやフードコートもあって、丸1日楽しめます。
会期は2月7日金曜日から9日日曜日までの3日間。初日の様子をお伝えします。
朝9時前、入場待ちの長蛇の列
朝9時前、6号館屋上の駐車場に到着すると、もう入場待ちの長い列ができていました。初日から大盛況です。そして開場と共に、人気のブースはすぐに人だかりができています。特にこの会場限定で発売されるミニカーなど、大勢の人が並んでいます。皆さんものすごく情報を集められているのですね。
オートメッセの面白いところは、びっくりするような突き抜けた改造車が展示されるところ。鬼のようなキャンバー角でペッタペタに車高を落としたクルマたち。その洗礼を浴びるのは定番の国産旧車だけでは無く、フェラーリ様もロールスロイス様も分け隔てありません。また、元々きらびやかなベンツをさらに極限までキラキラ化、見る位置によって照明が七色に変化する、もはやミラーボールのようなゴージャスなカスタムカーなど、めくるめく世界が展開されているのです。
屋外ステージの人気イベント、三菱自動車の4WD登坂キット体感コーナー。筆者は10時過ぎに、11時50分の整理券をもらいました。これ、なかなかすごいです。ミャクミャク模様のデリカD5の助手席に乗せてもらいました。まず鉄製の台に乗り上げて横に傾くんですが、外から見てるのと大違い。これって横転するやつやん、っていうくらい傾いてるんです。「実はまだまだ、この2倍くらい傾いても大丈夫です。ほら」とドライバーさんはさらに車体をゆさゆさと揺さぶります。また、「デリカは剛性が高いので、この状態でもスライドドアが開きます」とドアを開閉してくれました。そしていよいよ急坂を登ります。フロントウインドウからは空しか見えません。体感上はほとんど垂直、裏返りそうです。でも実はこれもデリカは余裕のよっちゃんらしいです。
なんかすごくいい経験をさせていただきました。今度自分のパジェロミニでもやってみよう(あかんあかん)。
田宮模型のブースではRCグランプリ
最後に回ったのが6号館。田宮模型のブースではRCグランプリが開催されています。一体この人たちの動体視力とか反射神経はどうなってるのだろう、という感じでコース上をRCカーが猛スピードで走り回っています。
こどもビリティパークのゲートをくぐると、フォルクスワーゲンビートルのボディにキッズが落書きをしています。チョークで文字が書けるような塗装をしてあって、思う存分書いていいのだそうです。奥にはダイハツのクレイモデル。これも自由に削ったり足したりしていいのだそうで、絶対楽しいやつです。そのほかにも実物大のランチボックスやヤマハの「ニャイケン」など、ものすごく興味深い展示がたくさん。これは大人も楽しいです。
そんなこんなで、今年も大阪オートメッセはパラダイスでした。
午前10時からステージではオープニングセレモニー、テープカットが行われます。いよいよあと2ヶ月半後に迫った大阪・関西万博のマスコット、ミャクミャクが今年も盛り上げていました。
(まいどなニュース特約・小嶋 あきら)