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サッカーJ3・ギラヴァンツ北九州、「小倉織」とコラボTシャツ

毎日新聞 2024年7月2日 8時15分

 サッカーJ3のギラヴァンツ北九州と、北九州の伝統工芸「小倉織」を手掛ける小倉縞縞(しましま)(北九州市小倉北区)がコラボレーションしたオリジナルTシャツが完成し1日、同社の紺屋町事務所(同区)でお披露目された。8月にホームで開催される試合「ギラヴァンツサマーフェスティバル(ギラフェス)2024」で、来場者(先着1万人)に無料配布される。

 小倉織は、江戸時代初期に豊前小倉藩で生産が始まり、昭和初期に途絶えたものを染織家の築城則子さんが復元した。小倉縞縞は、丈夫で美しい縦じまの特長を生かし、現代のライフスタイルに合わせた新しいデザインの小倉織を手掛けている。

 ユニホームをモチーフにしたオリジナルTシャツは、スタジアムから湧き上がる人々のエネルギーがコンセプト。ギラヴァンツのチームカラーで、市花のひまわりをイメージしたイエローをベースに17色の縞模様を融合させた。着た人が、夏の日差しを全身に浴びて輝くようなデザインとなっている。小倉縞縞がデザインを手掛け、ポリエステルのケミカルリサイクル技術を持つ「JEPLAN」が製造した。

 共同記者会見に臨んだギラヴァンツの石田真一社長は「2019年のシーズンでもコラボしてJ3で優勝、J2昇格を果たしました。今シーズンもギラフェスを大いに盛り上げて地域を元気にしたい」とあいさつ。小倉縞縞の築城弥央専務は「このTシャツがスタジアムをいっぱいにして、選手の皆さんにより多くのパワーを送れると信じています」と語った。

 最後にギラヴァンツの増本浩平監督は「このユニホームを着て、僕らに力を貸してくれる仲間が増えればうれしい。この夏、さらに上へ上がっていけるように頑張りますので、ぜひたくさんの人に来ていただけたら」と抱負を語った。

 ギラフェスは8月17日午後6時、ミクニワールドスタジアム北九州(小倉北区)で、カターレ富山を迎えてキックオフ。7月13日から前売り券が販売される。【反田昌平】

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