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涼を呼ぶ、風鈴の音色 境内で大合唱 橿原・おふさ観音、9月末まで

毎日新聞 2024年7月4日 13時30分

 奈良県橿原市小房町のおふさ観音で「風鈴まつり」が開かれている。近年の長く暑い夏に対応して、2024年は期間を1カ月延長して9月30日まで開催。風鈴も23年夏より500個多い約3000個にパワーアップした。「チリーン、チリーン」と涼を呼ぶ音色が、境内全体で大合唱している。

 風鈴のルーツ「風鐸(ふうたく)」は寺院の魔よけの飾り。18年度、明日香村の飛鳥寺旧境内地から日本最古級の風鐸が出土している。おふさ観音は参拝者の健康祈願として03年からまつりを開催し、風鈴の展示販売もしている。桜井市の山口佐和子さん(73)は「新しい風鈴がほしくて来ました。音色に癒やされます」と話していた。

 開門時間は午前7時~午後5時、本堂以外は無料。17、18日と8月11、12日、9月14、15日はライトアップし、午後9時まで開門する予定。詳細は公式インスタグラム。問い合わせは、おふさ観音(0744・22・2212)へ。【皆木成実】

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