岩手県教委は5日、同県立盛岡第四高校で、生徒の個人情報が記載された成績会議資料が、オンラインで一時、2年生生徒に閲覧できる状態になっていたと発表した。
県教委によると同校で3日、担当教員が2年生用のオンライン会議用アプリ「チームズ」で学習課題を配信しようとした際、誤って成績会議資料を添付。翌4日午前までの約16時間、生徒が閲覧可能な状態になっていたという。
県教委によると、資料には個人を特定できる、成績に関する情報が記されていた。2年生241人のうち何人が閲覧できる状態だったかは明らかにしていない。
閲覧した生徒はいたものの、校外への情報流出は、現在のところ確認していないという。
同校は4日に全校集会を開催し、校長が状況説明と謝罪をした上でデータ削除を依頼した。保護者にも文書で謝罪し、6日には説明会を開催し報告する。【釣田祐喜】