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和歌山・海南の商店に66歳店主の遺体 強盗殺人の疑いで捜査本部

毎日新聞 2024年7月10日 19時54分

 10日午前8時半ごろ、和歌山県海南市下津町上の「大道商店」で、近くに住む店主の大道正富さん(66)が頭から血を流して倒れているのが見つかった。大道さんは頭部の3カ所に傷や骨折した痕が確認され、病院に搬送されたが死亡が確認された。店内から少なくとも現金約5万円が奪われた形跡があり、和歌山県警は強盗殺人事件として海南署に捜査本部を設置した。

 県警捜査1課などによると、商店は米やシラス、弁当を販売している。出勤した女性従業員が、店内の調理場でうつぶせに倒れている大道さんを見つけて119番した。当時、商店の扉は鍵がかかっていなかったという。大道さんの頭部には何者かに襲われた痕が残っており、司法解剖で詳しい死因を調べる。

 県警が家族に店内の状況について確認したところ、レジや事務机から少なくとも約5万円がなくなっていることも判明した。大道さんはこの日午前7時ごろ、約1・5キロ離れた自宅から商店に向かったとみられる。

 現場はJR紀勢線の下津駅から北東約1キロの住宅や工場が建ち並ぶ地域。【藤木俊治、安西李姫、駒木智一】

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