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元野球選手の糸井嘉男さん 古里の小学校にスポーツ用品贈呈 京都

毎日新聞 2024年7月12日 16時4分

 京都府与謝野町出身の元プロ野球選手、糸井嘉男さん(42)が10日、母校の町立岩滝小を訪れ、サッカーボールなどのスポーツ用品をプレゼントした。地元で米や野菜を生産する会社、AGRIST(太田桂史代表取締役)と共に栽培した「超人米」の売り上げの一部を充当した。スポーツ用品は与謝野町の全6小学校に贈呈される。

 糸井さんは日本ハム、オリックス、阪神で外野手として活躍し首位打者、盗塁王のタイトルも獲得した。現役時代は「超人」の愛称で呼ばれ、2023年からAGRISTと「超人米」の栽培に取り組んでいる。

 贈呈式で糸井さんは「30年前、ここ(岩滝小)に通っていました。久しぶりに戻ってきて、みなさんの顔を見ることができ、本当にうれしい。たくさんご飯を食べ、たくさんスポーツをしてほしい」とあいさつ。サッカーボールやドッジボールがプレゼントされると、児童たちから大歓声が上がった。

 この後、糸井さんへの「質問コーナー」では次々と手が挙がり、「どうして野球を始めたのですか」「プロ野球に入って最初に思ったことは何ですか」などと目を輝かせながら児童が尋ねた。

 糸井さんは「僕らの子どもの時は遊びといえば野球でした。プロ野球は、とても厳しい世界で、毎日が同じことの繰り返し。毎日が努力でした」と答えていた。【塩田敏夫】

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