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子供たちの願い、ちょうちんに 1000個が夏夜を照らす 山形

毎日新聞 2024年7月19日 12時26分

 山形市の中心街に子供たちが願い事を書いたり、絵を描いたりしたちょうちんを飾る「願いちょうちん やっしょまかしょプロジェクト」が始まった。

 「やっしょまかしょ」は花笠(はながさ)音頭のかけ声だ。今年はメイン会場の歌懸(うたかけ)稲荷神社などで、1000個を超えるちょうちんが夏の夜を照らしている。

 新型コロナウイルスの影響で「山形花笠まつり」が中止となった2020年、現在は同プロジェクトの実行委員会委員長を務める伊藤誠さん(55)が地元を盛り上げようと、自身が代表を務める電気工事会社前に子供たちが絵を描いた40個ほどのちょうちんを飾ったことから始まった。21年にプロジェクトが発足。22年からは山形市の協力も得て、山形駅構内や駅前通りなどにもエリアを拡大した。

 「これからも多くの子供たちが地域を盛り上げてほしい」と伊藤さんは語る。開催は8月18日まで。ちょうちんは午後5~10時に明かりがともる。【竹内幹】

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