沖縄県は19日、太平洋高気圧に覆われて気温が上がり、那覇市の最高気温が観測史上最高となる36・0度の猛暑日となった。気象庁によると、海に囲まれた沖縄県は気温が上がりにくいが、周辺の海面水温が平年より高くなったことが影響したとみられる。
気象庁によると、那覇市の19日の最高気温は平年より3・9度高い36・0度で、1890年の観測開始以来最高。西表島でも35・9度と観測史上最高だった。
沖縄県は海からの風などで気温が上がりにくいが、海水をかき混ぜて海面水温を低下させる台風が来ていないことなどから、海面水温が平年より2度ほど高くなっており、気温を押し上げたとみられる。【平川昌範】