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日米オスプレイ、共同訓練で投入 墜落事故後初 西日本5県で

毎日新聞 2024年7月23日 18時9分

 陸上自衛隊は28日~8月7日、離島防衛を想定した米海兵隊との共同実動訓練「レゾリュート・ドラゴン」を大分や山口など西日本の5県で実施する。日米合わせて12機程度の輸送機オスプレイが訓練に投入される。米空軍機が昨年11月に鹿児島県の屋久島沖で墜落して以降、日米のオスプレイがそろって共同訓練に参加するのは初めて。

 大分の日出生台演習場を主会場に、沖縄の鳥島射爆撃場など5県の自衛隊と米軍の施設を使い、離島への敵の上陸阻止や、対艦・対空戦闘の訓練も予定されている。オスプレイは陸自が2機程度、米海兵隊が8機程度、米空軍が2機程度を投入する。負傷者役を前線から後方に搬送する訓練や、部隊や物資の輸送に用いる。日米共同訓練で10機を上回るオスプレイの投入は最大規模とされる。

 レゾリュート・ドラゴンは2021年から毎年実施され、今回、陸自側は西部方面隊を中心に約5700人、米側は在沖縄海兵隊を中心に約3200人が参加する。昨年11月に沖縄で発足した、敵のミサイル射程圏内で敵の侵攻に対処する米海兵隊の「海兵沿岸連隊(MLR)」も加わる。【松浦吉剛】

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