秋田県は29日、同県由利本荘市の河川敷で、男性の遺体を発見した。県の防災ヘリコプターが安否不明となっていた大仙市の男性(42)の車を近くで発見し、周辺を捜索したところ遺体を見つけたという。男性の可能性があるとみて関連を調べている。
記録的な大雨となった山形県と秋田県ではこれまで、山形県新庄市で男性警察官2人の遺体が見つかったほか、秋田市の雄物川で男性1人の遺体が発見されており、死者は計4人となった。
気象庁によると、30日にかけて低気圧の通過や梅雨前線の南下に伴い、東北の日本海側や北海道、北陸で再び大雨になる見込み。東北は地盤が緩んでいる場所があり、土砂災害に警戒する必要がある。
30日午前6時までの24時間に予想される雨量は、多いところで東北、北陸120ミリ▽北海道100ミリ。【島袋太輔】