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浮かび上がる「大」の文字 夏の風物詩「京都五山送り火」

毎日新聞 2024年8月16日 21時2分

 お盆に迎えた先祖の霊を送り出す夏の風物詩「京都五山送り火」が16日夜、京都市内であった。市街地東側にそびえる山から順に赤い炎が浮かび、夏の夜空を照らした。

 午後8時ごろ、左京区の東山・如意ケ岳(にょいがたけ)に「大」の文字が点火され、続いて「妙」「法」の文字、船形、左大文字、鳥居形が次々に浮かび上がった。鴨川河畔などでは、多くの人たちが遠くに望む赤い炎を見つめた。

 送り火は、盆前に迎えた「お精霊(しょらい)」と呼ばれる先祖の霊の帰り道を照らし、無事に戻ってもらう意味合いがある。【大東祐紀】

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