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バスと軽乗用車が正面衝突 7歳と5歳の姉妹が死亡 福岡の国道

毎日新聞 2024年8月18日 17時25分

 18日午前11時10分ごろ、福岡市早良区東入部7の国道263号で「バスと車の交通事故。負傷者が複数いるようだ」と近隣住民の男性から119番があった。市消防局や福岡県警早良署によると、西鉄の路線バスと軽乗用車が正面衝突したとみられ、バスの乗客3人と軽乗用車の親子3人の計6人が救急搬送された。そのうち軽乗用車に乗っていた5歳と7歳の姉妹が心肺停止となり、搬送先の病院で死亡が確認された。

 早良署などによると、亡くなったのは近くに住む未就学児の古賀麻里愛(まりあ)ちゃん(5)と小学生の優麗愛(ゆりあ)さん(7)。運転していた姉妹の母親で病院職員の千尋さん(32)も左足を負傷した。自宅を出発した直後の事故だったとみられる。姉妹はいずれも後部座席で倒れていたが、チャイルドシートの使用の有無などは分かっていない。

 バスには運転手と乗客10人の計11人が乗車。搬送された乗客3人は20~80代の男女でいずれも命に別条はない。他に男性運転手(47)も軽いけがをした。運転手は「対向の(軽乗用車が)中央線をはみ出し、衝突してきた」と話しているといい、早良署が原因を調べている。

 現場は片側1車線の緩やかなカーブで見通しは良く、福岡市地下鉄七隈線野芥駅から南に約4キロの住宅や店舗が建ち並ぶ地域。【佐藤緑平、竹林静】

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