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闇夜に浮かぶ豪華絢爛な山車行列 「新庄まつり」開幕 山形

毎日新聞 2024年8月24日 20時39分

 山形県新庄市で24日、国連教育科学文化機関(ユネスコ)で「山・鉾(ほこ)・屋台行事」の一つとして無形文化遺産に登録されている国重要無形民俗文化財の「新庄まつり」が開幕した。

 初日の「宵まつり」では歌舞伎の名場面や歴史物語などを題材にした20台の人形飾り山車(やたい)が子供たちの「チェレンコヤッサー」の掛け声とともに練り歩いた。

 新庄まつりは1756(宝暦6)年に当時の新庄藩主、戸沢正諶(まさのぶ)が、大凶作で苦しむ領民に活気と希望を持たせるため、豊作を祈願して始まったとされる。

 訪れた見物客は、照明をともし、闇夜に浮かび上がる豪華絢爛(けんらん)な山車行列の幻想的な世界に酔いしれた。まつりは25日の「本まつり」、26日の「後まつり」でフィナーレを迎える。【竹内幹】

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