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ハトの餌やり規制も 千葉県習志野市が「ポイ捨て防止条例」案

毎日新聞 2024年8月28日 11時30分

 千葉県習志野市は「(仮称)ポイ捨て等及び生活環境が損なわれる給餌の防止に関する条例(通称・ポイ捨て防止条例)」案のパブリックコメントを9月1~30日に実施する。たばこの吸い殻など従来のポイ捨てなどの規制に加え、ハトなどへの生活環境が損なわれる餌やりも規制し、指導に従わない場合は過料を徴収するという内容。市は同条例案を12月議会に提出し、2025年4月の施行を目指す。

 市はこれまで、たばこの吸い殻やペットのふんの放置などを規制する「まちをきれいにする条例」を定めていた。

 しかし、駅周辺でハトに餌やりをする人がおり、集まった動物による毛や羽毛などの飛散、威嚇行為、ふん尿などの悪臭、餌の残りかすの散乱などが問題化。これらを取り締まる規則がなかったため、駅周辺を重点区域と定め、新たに条例化を目指すことになった。

 生活環境が損なわれる給餌に対する過料は県内で初めてという。過料は、受動喫煙防止条例と同額の2000円を想定している。

 パブコメの提出先は市クリーン推進課(047・453・5577)か市環境政策課(047・453・9291)。【石塚孝志】

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