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寛仁親王妃信子さまの住まい改修に約13億円 25年度から工事

毎日新聞 2024年8月30日 17時37分

 宮内庁は30日、寛仁親王妃信子さまがお住まいの宮内庁分庁舎(東京都千代田区)を12億9800万円で改修する計画を明らかにした。2025年度から2年かけて、老朽化した設備の更新、利便性の向上やバリアフリー化を進める。1年目の改修経費として25年度予算の概算要求に5億1900万円を計上した。

 信子さまは09年10月、気管支ぜんそくの治療で入院していた慶応大病院から退院して以降、療養のために分庁舎で暮らしている。宮内庁によると、医師の意見に従って住まいだった赤坂御用地の三笠宮東邸(港区)に戻っていない。改修工事中は旧高輪皇族邸(港区)に仮住まいする予定。

 分庁舎は長官公邸(延べ床面積約650平方メートル)や侍従長公邸(同約470平方メートル)として建てられた隣接する2棟。いずれも1998年3月に完成した鉄筋コンクリート造りの2階建て。今回の改修で、2棟を一体的に利用するために渡り廊下を増築したり、エレベーターを設置したりする。【山田奈緒】

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