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愛子さま、初の単独地方公務に「少し緊張」 佐賀で交流深める

毎日新聞 2024年10月11日 22時38分

 天皇、皇后両陛下の長女愛子さまは11日、初の単独地方公務で佐賀県入りされた。国民スポーツ大会の陸上競技を観戦したほか、佐賀城本丸歴史館を見学した。愛子さまは佐賀空港に到着した際、出迎えた関係者に「少し緊張しております」と話していたが、訪問先で出会った人々と笑顔で積極的に言葉を交わし、交流を深めていた。

 愛子さまは空港で山口祥義知事に「2日間、よろしくお願いします」とあいさつし、大場芳博県議会議長には「少し緊張しております」と打ち明けた。

 この日の佐賀市は天候に恵まれ、夏日となった。陸上競技を観戦するためSAGAスタジアムを訪れた愛子さまは、山口弘展・市議会議長に「(気温は)暑いくらいで。心も熱くなって」とほほえんだ。三段跳びややり投げなどを観戦した愛子さまは、スタジアムを出発する際、関係者に「テレビでは感じることができない足音まで聞こえて感激でした」と感想を述べていた。

 本丸歴史館では、江戸時代の科学技術に関する展示などを見学し、演劇ユニット「幕末・維新 佐賀の八賢人おもてなし隊」による、佐賀藩出身で日本赤十字社初代社長の佐野常民を題材にした寸劇を鑑賞した。日赤の常勤嘱託職員として勤務する愛子さまは「大変迫力がありました」と感心していた。【高島博之】

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