秋の風物詩「佐賀インターナショナルバルーンフェスタ」が31日、佐賀市の嘉瀬(かせ)川河川敷で始まった。アジア最大級の熱気球大会で日本を含む15カ国・地域から127機が参加する。4日までの期間中、約80万人の人出が見込まれている。
この日は風が強く、午前の競技飛行は中止。風が弱まった午後3時に午後の部がスタートし、市内各所から飛び立った気球はゴールの河川敷を目指した。午後4時過ぎ、色とりどりの気球が河川敷上空に次々と姿を見せると、詰めかけた観客らは徐々に近づく気球に歓声を上げたり、手を振ったりしていた。
大会期間中は、河川敷に動物やさまざまなキャラクターのバルーンが係留されるほか、3、4の両日は夜間にバーナーの炎をたいて気球を照らす「夜間係留」もあり、会場は幻想的な雰囲気に包まれる。【斎藤毅】