ハロウィーンの31日、西日本有数の繁華街である大阪・ミナミは、仮装した多くの若者や外国人観光客でにぎわった。道頓堀川に架かる戎橋や近くのアメリカ村では、府警の警察官約200人がトラブル防止のために警備に当たった。
戎橋は夜になると、アニメのキャラクターやメイド服の仮装をした人たちでごった返した。警察官らは拡声器で「立ち止まると大変危険です」などと呼び掛け、通行を一時規制する時間帯もあった。戎橋の西にある道頓堀橋は川に飛び込めないよう、一部にシートが張られた。
妖怪の「キョンシー」に扮(ふん)した大阪府門真市の高校3年生、西森陸城一(りきい)さん(18)は「ハロウィーンを全力で楽しみたい」と話し、周囲の仮装姿の人たちと写真撮影を楽しんでいた。【面川美栄】