わらで作られた高さ約10メートル、重さ約5.7トンの「ゴジラ」が、福岡県筑前町の安の里公園にお目見えした。現地で3日に開かれる収穫感謝祭「第20回ど~んとかがし祭」に合わせて製作された「巨大わらかがし」で、2日に披露された。
町によると、巨大わらかがしは、角材や竹で作った骨組みに「とば編み」と呼ばれる編み込んだわらで肉付けした“かかし”。地元の地域おこし団体「筑前若者会」が中心となり2015年から毎年題材を変えて祭りのシンボルを作っている。
今年は10作目の節目で、町の合併20周年記念として昨年公開の映画「ゴジラ-1.0」を題材に、人気の大怪獣に取り組むことになった。製作期間は約1カ月半。これまでで最も大きいという。
かがし祭は午前10時から午後4時まで「食と農」をテーマに開催され、ステージイベントや新鮮野菜の直売などがある。巨大わらかがしは来年2月下旬まで展示予定。年内は5の付く日の夜間にライトアップされる。【後藤浩明】