東北電力は3日、再稼働した女川原発2号機（宮城県）の発送電の準備中にトラブルがあり、点検のため原子炉を停止すると発表した。この日予定していた発送電は延期する。放射性物質の漏えいはない。
東北電によると、トラブルは発電機を電力系統につなぐ試験の最中に起きた。原子炉内の中性子を計測する検出器を調整する機器を、原子炉内に電動で入れる作業をしていたところ、途中で動かなくなった。機器はすでに手動で引き抜いて回収した。東北電が原因を調べている。
東北電は当初、7日に発送電を始める予定だったが、作業が順調に進んだため前倒ししていた。【高橋由衣】