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札幌切断遺体事件 娘「バラバラ 女性遺体」と検索か 母の公判

毎日新聞 2024年11月5日 19時3分

 札幌の繁華街・ススキノのホテルで男性会社員(当時62歳)を殺害して遺体を切断したとして、無職の田村瑠奈被告(30)ら親子3人が殺人罪などに問われた事件で、死体遺棄ほう助と死体損壊ほう助の罪に問われた母浩子被告(61)の公判が5日、札幌地裁(渡辺史朗裁判長)であった。弁護側は証拠調べで、事件前日の2023年6月30日に瑠奈被告が使用していたノートパソコンで「千葉 バラバラ 女性遺体」と検索した履歴があったことなどを示す捜査報告書を読み上げた。

 一方検察側は、父で精神科医の修被告(60)=殺人ほう助罪などで起訴=が、事件当日の午後8時15分ごろに自身のスマートフォンで「殺人 時効」と検索したとする証拠を読み上げた。

 閉廷後、浩子被告の弁護人は取材に応じ、「瑠奈被告は日常的に修被告のスマートフォンでも検索していた。『殺人 時効』も瑠奈被告が調べたと言える」と主張した。

 次回公判は20日で、修被告の証人尋問が行われる予定。【後藤佳怜】

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