愛媛県警は8日、飲酒して自転車を運転したとして、同県今治市の40代男性を道路交通法違反(酒気帯び運転)の疑いで摘発したと発表した。自転車の酒気帯び運転などに罰則を新設した改正道交法が1日に施行されてから、県内で自転車の酒気帯び運転が摘発されたのは初めて。男性は容疑を認めているという。
県警によると、7日午後11時ごろ、パトロール中の警察官が今治市内の国道317号の歩道上を蛇行して自転車を運転している男性を発見。呼気を調べたところ、基準値(呼気1リットル当たり0・15ミリグラム)を上回る0・3ミリグラム以上のアルコールが検出された。任意で捜査している。
四国では香川県でも3日、高松市の路上で女子大学生(21)が酒気を帯びた状態で自転車を運転したとして同法違反容疑で検挙された。
道交法改正前は自転車の酒酔い運転には罰則があったが、酒気帯び運転にはなかった。改正で酒気帯び運転も3年以下の懲役または50万円以下の罰金が科されることになった。【山中宏之】