秋田県横手市のJA女性部員らが栽培した野菜や果物の大きさや珍しさを競う「第27回自まんこコンクール」が8日、同市で開かれた。地元の約50人が心を込めて栽培した自慢の農作物163点が会場に並んだ。
横手市は農業産出額が秋田県内で多い地域として知られ、コンクールは地元生産者の農作業の励みにつなげようとJA秋田ふるさとの女性部金沢支部が実施。今年は大物23点、良品117点、珍品23点が並んだ。大物コーナーでは根の部分だけで約1メートルに達する大根や、高さ約50センチの白菜、直径30センチ近いカボチャが並んだ。
また「珍品」のコーナーでは人の足のような形に分かれた大根やネズミのような芋の子、とぐろを巻いたサツマイモなどが並び、参加者が驚きの声を上げていた。
JA秋田ふるさとの担当者によると、今年は猛暑の影響もあり白菜の出品数が少なかった。女性部メンバーらの高齢化の影響で出品する生産者は減少傾向にあるが「来年は180点に迫ってほしい」と来シーズンの豊作に期待していた。【工藤哲】