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瀬戸大橋で快速が6時間立ち往生 架線断線 別の列車で150人救出

毎日新聞 2024年11月10日 12時46分

 10日午前7時35分ごろ、JR瀬戸大橋線の架線が切断するトラブルが起き、高松発岡山行きの上り快速電車「マリンライナー10号」(7両編成)が瀬戸大橋の上で立ち往生した。約6時間たった午後1時半ごろ、現場に別の列車を向かわせて乗客約150人を移し、岡山県倉敷市の児島駅に輸送した。けが人や体調不良者はいなかったという。

 JR四国によると、快速は児島駅の約4キロ手前の橋上で停車した。車両に取り付けられたパンタグラフが損傷しており、架線の切断との関連を調べている。

 同社はマリンライナーの乗客を救援するため児島駅から別の列車を運行し、マリンライナーに横付けして乗客を乗り換えさせた。救援用の列車は午後2時15分ごろに児島駅に到着した。

 この影響で瀬戸大橋線は児島―宇多津(香川県宇多津町)間の上下線で12時間以上運転を見合わせた。午後8時すぎに運行を再開したが、上下計107本が運休、6本が最大約1時間遅れ、約1万5000人に影響した。

 四国全域では9日に大規模な停電が発生したが、鉄道の変電所は影響を受けておらず、同社は関連はないとみている。【鈴木拓也】

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