大阪市の横山英幸市長は12日、市議会決算特別委員会で、2025年大阪・関西万博に向けて市内全域で路上喫煙を禁止する条例の施行日を来年1月27日にすると明らかにした。施行までに新設や改修により140カ所以上の喫煙所を確保できる見通しという。
市は07年に路上喫煙の禁止を定めた条例を制定。JR大阪駅周辺や戎橋・心斎橋筋周辺などの六つを路上喫煙の禁止エリアにし、違反した場合は過料1000円を科している。今年3月に禁止エリアを市内全域に広げる改正条例案が市議会で可決されていた。
また、横山市長は12日の市議会決算特別委で、万博開幕までに約300カ所の喫煙所を確保できるとの見通しも示した。横山市長は「啓発指導体制の強化や情報発信もしっかり取り組み、国際観光都市にふさわしい環境美化を推進していく」と述べた。【鈴木拓也】