将棋の第65期王位戦七番勝負で5連覇を果たした藤井聡太王位(22)の就位式が12日、東京都内で開かれた。七番勝負で渡辺明九段(40)の挑戦を4勝1敗で退け、大山康晴十五世名人、中原誠十六世名人(77)、羽生善治九段(54)に続いて永世王位資格を獲得した藤井王位は「過去に獲得したのは一時代を築いた偉大な方ばかり。先達の方々と比べるとまだ実績や実力は及ばないので、より精進していきたい」と決意を述べた。
会場には囲碁の井山裕太王座(35)が大阪からお祝いに駆け付け「周囲の想像以上の結果を残し続け、対戦相手のほとんどがトップ棋士なのに高い勝率を残していて驚異的。私も刺激を頂いている。これからも藤井王位の将棋を追求していくことを祈念する」と激励した。【丸山進】