101歳で亡くなられた三笠宮妃百合子さまの納棺にあたる儀式の「お舟入(ふないり)」と、皇族らがご遺体に別れを告げる「拝訣(はいけつ)」が16日、東京都港区の赤坂御用地にある三笠宮邸で営まれた。儀式の前には天皇、皇后両陛下と上皇ご夫妻が弔問された。
お舟入は午後5時から始まり、孫で喪主の彬子さまらが参列。続く拝訣には、秋篠宮ご一家や両陛下の長女愛子さまら皇族が訪れ、ひつぎの百合子さまに拝礼した。10月に右大腿(だいたい)骨上部を骨折して手術を受けた上皇后美智子さまはこの日、左手でつえを突き、右手で上皇さまにつかまりながら歩いて宮邸に入った。【高島博之】