現代日本を代表する詩人で、絵本や作詞、エッセーなど幅広く活動してきた谷川俊太郎(たにかわ・しゅんたろう)さんが13日死去した。葬儀は親族で営んだ。
東京都生まれ。父親は哲学者で法政大学総長をつとめた谷川徹三。1952年に詩集「二十億光年の孤独」でデビューして以来、70年にわたり人間の根源や生きることの意味を問う詩作を続けてきた。
62年に「月火水木金土日の歌」で日本レコード大賞の作詩賞を受賞。64年の東京オリンピックの公式記録映画には脚本家として参加した。絵本「もこもこもこ」(77年)は100万部を超えるロングセラーとなった。