首都圏を中心に相次ぐ強盗などのうち、千葉県市川市の住宅から女性が連れ去られた事件に実行役で関与したとして、千葉県警は19日、住所不定、無職、久保田陸斗容疑者(21)を監禁容疑で再逮捕した。
再逮捕容疑は、仲間と共謀して10月17日午前7時40分~午後9時40分ごろ、埼玉県川越市の宿泊施設で、市川市の女性(50)の手足を拘束するなどして監禁したとしている。
久保田容疑者は「宿泊施設まで連れて行ったが、(部屋の)中には入っていない」と容疑を一部否認しているという。
久保田容疑者は女性の住宅に侵入してキャッシュカードなどを奪った強盗致傷容疑などで逮捕されていた。強盗致傷と監禁容疑では、実行役として藤井柊(しゅう)(26)と高梨謙吾(21)の両容疑者もこれまでに逮捕された。千葉県警によると、3人は指示役から「流れを全て指示されていた」と説明しているという。
捜査関係者によると、久保田容疑者は10月9日に千葉県船橋市であった強盗致傷事件と、10月15日に横浜市で住人男性(75)が死亡した事件にも関与した疑いが浮上しており、警察当局が調べている。【林帆南】