クリスマスを前に、サケのふるさと千歳水族館(北海道千歳市)にイクラのグラスツリーがお目見えした。
クリスマスツリーに見立てた91個のシャンパングラスを6段に重ねた。来館者から見えやすい外側のグラスに受精からひと月ほど経過したサケの卵を3個ずつ入れている。オレンジや黄色のLEDに照らされると全体が幻想的な光に包まれる。
市内の三沢瑞穂さん(37)は次女(2)と訪れ、「何度も来ているけれど初めて見た。キラキラしてとてもきれい。今度は6歳の長女も連れてきたい」と見つめていた。
卵は12月上旬にふ化する見込み。順次入れ替えて1月中旬まで展示を継続し、稚魚は来春放流する。寺嶋伊武樹学芸員は「ふ化するところも見られるかもしれません。たくさんの方に楽しんでほしい」と話している。【平山公崇】