人気サッカー漫画「キャプテン翼」の原作者で東京都葛飾区出身の高橋陽一さんが、来春開校する区立東四つ木小学校の校章のデザインを手がけた。校章のデザインは初めてといい、21日の区長記者会見の場で披露された。
校章は、二重の円の中に東四つ木の文字が書かれ、青い線が3方向から円の中心に向かって引かれている。近くを流れる綾瀬川と中川が合流し、海に流れる様子を表現した。
「Y」の形は川の流れだけでなく、四つ木のアルファベットの頭文字もイメージした。円の上部を扇形に開いたデザインには、「子どもたちが未来に向かって羽ばたけるように」という願いを込めたという。
東四つ木小は、児童数の減少によって木根川小と渋江小が統合し、当面は渋江小の校舎を使って開校する。高橋さんの出身地に近い地域で、地元の知人からデザインの相談を受けたという。高橋さんは「統合によって友達が増え、活気のある小学校になればいいと思う」と話した。【長屋美乃里】