夏の花の代名詞、ヒマワリが神奈川県座間市緑ケ丘4の「かにが沢公園」で見ごろを迎えている。黄色い花が寒風に揺れながら太陽に向かう姿に、散策者がスマートフォンやカメラを盛んに向けている。
同市は「ひまわりのまち座間」として、毎年夏に「ひまわりまつり」を開催している。「冬のヒマワリ」は、「まちの活性化委員会」(鈴木海航代表)が地元を盛り上げようと3年前から取り組んでいる。
9月には子どもから大人まで近隣市からも約90人が集まり、6種類の種をまいた。11月中旬から、黄色以外にも白、赤など色味や形が異なる花が咲き始めた。
友人と一緒に来園した同市の山本俊昭さん(68)は「冬に咲くなんて驚いた。外は寒くても、ヒマワリを見ていると高揚感、ワクワク感があって心が明るく温かくなるよ」と笑い合っていた。12月初旬ごろまで見ごろという。【柿崎誠】