23日正午ごろ、北海道ニセコ町桂台で近くに住む農業、佐々木和美さん(76)が胸から血を流して倒れているのを妻が見つけ、119番した。胸に刺されたような傷があり、搬送先の病院で死亡が確認された。付近に「くくりわな」に足を捕らえられた角のある雄のシカがおり、道警倶知安署はシカに襲われた可能性も視野に状況を調べている。
署によると、佐々木さんは午前10時ごろ、自宅近くに仕掛けたシカ用のわなを見に行こうと外出。長時間戻らないことを不審に思った妻が様子を見に行き、倒れているのを発見したという。付近にいた雄のシカはわなにかかっていたものの、動き回っていたという。【谷口拓未】