三笠宮妃百合子さまの本葬にあたる「斂葬(れんそう)の儀」が26日、東京都文京区の豊島岡墓地で営まれる。ひつぎは赤坂御用地(東京都港区)の宮邸から車で移されるため、周辺道路は交通規制がある。車は午前9時に宮邸を出て皇居周辺を通過し、首都高速5号池袋線(一ツ橋―早稲田)を通る11・23キロのルートで午前9時35分に墓地に到着する。
斂葬の儀は午前10時から中心的儀式の「葬場の儀」があり、皇族方やゆかりの人々が参列。午後、ご遺体は落合斎場で火葬されて墓地に戻り、三笠宮家の墓に埋葬する「墓所の儀」がある。喪主は孫の彬子さまが務める。
一般拝礼は午前11時50分からと午後1時40分からの2回。29日には墓前での一般参拝を午前10時~午後3時の間受け付ける。一般拝礼、一般参拝とも墓地の正門から入る。服装は自由で花や供え物は受け付けない。【山田奈緒】