福岡県久留米市教委は22日、市立小で児童が遊具から転落し、腰の骨を折るけがをしたことを明らかにした。遊具の劣化が原因とみられる。同日、市議会教育民生常任委員会に報告した。
市教委によると、事故は今月7日の放課後に起きた。児童が、鉄製の握り棒が水平に並んだ「肋木(ろくぼく)」から降りようとつかんだ握り棒が回転。体勢を崩して腰から転落した。握り棒と支柱を固定する部分がさびで劣化し、緩んでいたため、回転したとみられる。
市教委は事故後、全市立学校の遊具の安全点検を実施し、腐食など異常が見つかった遊具は使用禁止にした。【高芝菜穂子】