冷え込みが厳しい季節となり、山口県美祢市の秋吉台自然動物公園サファリランドでは、飼育舎で暖房が稼働し、ミーアキャットなどがヒーターの下で暖を取る姿が見られる。
ミーアキャットは、アフリカ南部の草原地帯に生息するマングースの仲間で、冷たい北風が吹く冬は苦手だ。同園には現在10匹が暮らしており、寒い日は、天井にヒーターのある部屋で身を寄せたり、寝そべったりして体を温めている。
同じくアフリカに分布するケヅメリクガメも、寒くなるとヒーターのある部屋に引きこもりがちで、数頭が仲良くくつろいでいる。
同園広報担当の吉村慎也・営業部長は「晴れた日は部屋を出てしっかり日光浴もしている。動物たちが寒さをしのぐ知恵も見てほしい」と話す。【上入来尚】