富士サファリパーク(静岡県裾野市須山)でキリンやシマウマの赤ちゃんが生まれ、サファリゾーンの一般草食ゾーンで公開が始まった。また、山岳草食ゾーンではアメリカバイソンの赤ちゃんも公開されている。
キリンの赤ちゃんは5月2日に生まれた雌で、当初はキリン舎で母親と暮らしていたが、11月にサファリゾーンにデビューした。生まれた時から高さ175センチ、体重約70キロと大人の人間並みだったが、その後もすくすく成長。高さ約250センチ、体重約120キロになり、母親と一緒に悠然と歩く姿が見られる。ただし、気温の低い日などは非公開になる。
シマウマの赤ちゃんは10月14日と29日に雄が、11月20日に雌が生まれた。他にも妊娠しているシマウマがいる。それぞれ生まれた時の体長は約70センチで、体重は約25キロだった。サファリゾーンで群れで暮らし、母親のおっぱいを飲む姿が見られる。
アメリカバイソンの赤ちゃんは9月11日に生まれた。雌で誕生時は体長約60センチ、体重約25キロ。誕生後しばらくは体毛が赤茶色だったが、現在は成獣同様に黒っぽくなった。
広報担当の藤野真希さんは「小さなキリンの赤ちゃんはしばらく見ることができる。シマウマの赤ちゃんの毛はふわふわしているのが特徴」と話した。【石川宏】