千葉県東庄町夏目の農業用ため池「八丁堰(せき)」(夏目の堰)に今年もシベリア方面から冬の使者・ハクチョウが飛来している。
東庄県民の森管理事務所などによると、10月13日に16羽の飛来を確認し、現在は1200羽を超えているとみられる。飛来のピークは1月中旬ごろで、昨シーズンは約1800羽が飛来した。関東でも有数の飛来地で、県の特別鳥獣保護区に指定されている。
夜はため池内で羽を休め、明け方になると稲の落ち穂や二番穂を求め、隣接する旭市の田んぼに飛び立つ。2月中旬からは再び北へ戻っていく。【近藤卓資】