栃木市は13日、市内5カ所の公園のトイレで9~11月、便器や洗面台などが壊される被害が6件あったと発表した。市は栃木署に被害届を提出し、再発防止のためポスターを掲示するなどしている。
市によると、被害を受けたのは西方総合公園の2カ所と、惣社第一公園、錦着山公園、とちのき公園、寺尾水辺の広場。多目的トイレ4カ所、男子トイレ2カ所で女子トイレはなかった。
今年9月10日~11月25日、便器や洗面台、鏡などが壊されているのを確認した。ハンマーなど鈍器を使ったとみられる。一部を除き使用できない状態が続いており、市は修理を急いでいる。
被害額は計180万円。市は警察と連携し、公園のパトロールを強化するとともに情報提供や注意喚起を呼び掛けるポスターを市内北部の公園内のトイレ58カ所に掲示するなどしている。
公園のトイレが壊される器物損壊事件は同市と隣接する鹿沼市でも今年7~9月、少なくとも6件の発生が確認されている。【太田穣】