山形県寒河江市の観光農園「いちごガーデン」で東北で最も早い21日のオープンを前に17日、イチゴ狩りの開園式が行われた。雪国の冬、外は一面銀世界でも、暖かなハウス内で楽しんでもらおうと「雪中いちご狩り」と呼ばれ、観光客に親しまれている。
昼間の室温が20度以上に保たれた約2600平方メートル、3棟のハウス内で「とちおとめ」や「おいCベリー」など約2万株を栽培。真っ赤に色付いた大きなイチゴを訪れた子供たちがほおばっていた。
園主の高橋庄次郎さん(70)は「今年も例年通りおいしくできた。摘みたてのイチゴを食べていただきたい」と語る。イチゴ狩りは予約制で同園と来年1月以降開園予定の「ストロベリーファーム」で6月上旬まで楽しむことができる。【竹内幹】