菜の花が、他地域に先んじて鹿児島県指宿市の池田湖畔で咲き始めた。23日には市観光課による初摘み、初出荷が行われる。
市が管理する湖畔の花壇は0・45ヘクタールあり、菜の花約13万5000本が植わる。10月の種まき後順調に成長。1月12日の「いぶすき菜の花マラソン大会」時に満開になる予定で、花はちらほら見かける程度だ。
23日に初摘みされた菜の花は指宿市の姉妹都市である北海道千歳市に届けられ、現地を訪れる指宿市の子どもたちがホームステイ先などにプレゼントする。菜の花摘みは来年2月中旬ごろまで続き、県内外で観光客誘致のプロモーション事業に活用される。
市観光総務係の餅原祥子さん(40)は「全国でも最も早く咲く菜の花を見に来て、一番早い春を感じていただけたら」と話している。【梅山崇】